“西縁”の読み方と例文
読み方割合
にしべり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日喬生は月湖の西縁にしべりへ行った。湖西の人家は湖に沿うて彼方此方に点在していた。湖の水は微陽うすびの射した空の下に青どろんで見えた。そこには湖の中へ通じた長い堤もあった。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)