“西瓜燈籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいかどうろう50.0%
すいくわどうろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜更けて帰るのに蝋燭がないといったら、亭坊が蕪の中をくり抜いて——だろうと思う——灯をとぼすものをこしらえてくれた、というのである。西瓜燈籠すいかどうろうはありふれているが、蕪の挑灯は面白い。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
藤間のお師匠さんの所へ通つて居た頃から云へば、五年ものち十歳とをか十一の時の夏の日に、父が突然私のために西瓜燈籠すいくわどうろうこしらへてやらうと云ひ出しました。どんなに嬉しかつたか知れません。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)