“襟円”の読み方と例文
読み方割合
えりえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
襟円えりえん半襟はんえり阿波屋あわやの下駄、「さるや」の楊子ようじ榛原はいばらの和紙、永徳斎えいとくさいの人形、「なごや」の金物、平安堂の筆墨、こういう店々は東京の人たちには親しまれている名であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
午後には四人で池のはた道明どうみょう、日本橋の三越、海苔のり屋の山本、尾張町の襟円えりえん、平野屋、西銀座の阿波屋あわや等を廻って歩いたが、生憎あいにく残暑のぶり返した、風はあるけれども照り付ける日であったので
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)