袴期はかまき)” の例文
すると猿股の勢力はとみに衰えて、羽織全盛の時代となった。八百屋、生薬屋きぐすりや、呉服屋は皆この大発明家の末流ばつりゅうである。猿股期、羽織期のあとに来るのが袴期はかまきである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)