“被害”の読み方と例文
読み方割合
ひがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿蘇あそ火山灰かざんばひはこの地方ちほうで『よな』ととなへられてゐるが、被害ひがいたん阿蘇あそのみにとゞまらずして、大分縣おほいたけんにまでもおよぶことがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
なんといっても家がぺっちゃんこになったソンキの家が被害ひがいの第一番だとみんながいうので、つぎには荒神様こうじんさまの上にあるソンキの家へむかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
平次は早くも、そんなことに氣が付きましたが、尾張家には被害ひがいがなかつたので、荒立てるまでもあるまいと言つた樣子で、そのまゝ戻つてしまひました。