“血天井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちてんじょう50.0%
ちてんじよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これから桃山の血天井ちてんじょうに大仏に三十三間堂か。大仏の鐘は坊ちゃんもお嬢さんも御存知でしょうが、国家安康で家康が因縁いんねんをつけた代物しろものですよ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
加州かしう金沢市古寺町ふるでらまち両隣りやうどなり一宇いちう大廈たいかは、松山なにがしが、英、漢、数学の塾舎となれり。もと旗野はたのへりし千石取せんごくどりやかたにして、邸内に三件の不思議あり、血天井ちてんじよう不開室あかずのま、庭の竹藪これなり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)