蝦夷かい)” の例文
アイヌすなわち古えのカイ族に当てるに「蝦夷かい」、すなわち「蝦蟆がまの夷」の義ある文字を用いて平気でおった(支那人は当初蝦蛦と書いた様である)。
「エタ」名義考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
後に我が国においてエミシと云えば蝦夷かい以外には目立ったものがなくなったが為に、ついには「蝦夷」と書いて直ちにエミシまたはエビスと読むに至った実例を逆に行ったものである。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)