“蝦夷松前”の読み方と例文
読み方割合
えぞまつまえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金こがね花咲くといわれるところに、伊達だてを誇る都もあるし、蝦夷松前えぞまつまえといっても、名もなき漁船商船でさえが、常路の如く往来をしているこの際に、白雲ほどの豪傑が、ホッと息をついて
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
アメリカのことも知らねえ、日本だけの天下ではまず……といったところで、薩摩の果てや、蝦夷松前えぞまつまえのことは知らねえ、はなはだお恥かしいわけのものだが、まず愚老の知っている範囲で
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)