“蕎麦粉”の読み方と例文
旧字:蕎麥粉
読み方割合
そばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを割ると蕎麦粉そばこの香と共に、ホクホクするような白い里芋さといもの子があらわれる。大根おろしはこれを食うになくてならないものだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そうでなければ蕎麦粉そばこなどとともに練って、手毬てまりほどの大さに丸め、藁火わらびや炉の中に転がして焼いて一朝の飯の代りにした。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
粟が……ひえが……きびが……挽いた蕎麦粉そばこが……饂飩粉うどんこが……まだ大分あるが、まあざっと一年の仕事が斯様こんなもんだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)