“蒐集（コレクション）” の例文

闘牛士はみんな、この牛の耳を乾（ほし）て貯めてる。これをたくさん持ってるほど名声ある闘牛士だ。ベルモントなんかには、何と素晴らしい牛の耳（オレイハ）の蒐集（コレクション）があることだろう！

踊る地平線：07　血と砂の接吻 (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)

千代之助は唇形の蒐集（コレクション）に、一種の狂熱を持った偏執狂だったかも知れません。

百唇の譜 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

そしてアルプスに関した本だけを集めた立派な蒐集（コレクション）が出来てゐた。モード氏は其の中から、ウィムパーのアルプス登攀記と、著者は忘れたが、岩攀（ロッククライミング）の研究といふ部厚な本とを採り出して貸してくれた。

ツーン湖のほとり (新字旧仮名) ／ 中谷宇吉郎(著)

「いいじゃないか、何もこれは、わしの蒐集（コレクション）だからな。趣味だよ」

かんかん虫は唄う (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“蒐集”の意味

《名詞》
蒐集（しゅうしゅう :「収集」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる）

いろいろな場所などから集めること。

いろいろなものを集めること。
(出典:Wiktionary)

“蒐集（コレクション）”の解説

コレクションは、モノを広く集めること、また集められたもの。収集、収集物、所蔵品。「収集」は「蒐集」とも書く。趣味としての収集活動に対して使われることが多いが。また、研究用資料、博物館や美術館等の所蔵作品群、近年では作家の著作集などに対しても用いられている。服飾においては、ファッションデザイナーや服飾ブランドが開催する展示会及びその作品群を指す。ただし英語ではファッションウィークfashion weekと呼ぶのが一般的である（詳細はファッションショーを参照）。また、日本では一般的でないが、英語圏では募金、寄付金、献金、集金などもコレクションと呼ばれる。
(出典:Wikipedia)

蒐	漢検準1級 部首:⾋ 13画
集	常用漢字 小３ 部首:⾫ 12画