“萬事”のいろいろな読み方と例文
新字:万事
読み方割合
ばんじ88.2%
よろづのこと5.9%
すべて5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同伴者つれ親類しんるゐ義母おつかさんであつた。此人このひと途中とちゆう萬事ばんじ自分じぶん世話せわいて、病人びやうにんなる自分じぶんはらまでおくとゞけるやくもつたのである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
これらの詞を聞きてヴィルジリオ我にむかひ聲なき顏にてもだせといへり、されど意志は萬事よろづのことを爲しがたし 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
喜びで半分狂氣きちがひのやうになつたカルロを撫でゝ、二人は熱心に、萬事すべて、變りがないかをたづねた。それから、それが確かめられると、家の中に駈け込んで行つた。