“菱殻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひしがら50.0%
ヒシガラ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中の、菱殻ひしがら焼粉やきこの黄色い灰の上では、桜の枝と鹿の肩骨とが積み上げられて燃え上った。咒禁師はそのめた煙の中で、片手に玉串たまぐしを上げ、片手に抜き放ったつるぎを持って舞を舞った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
水たまる 依網ヨサミの池に ヌナハくり へけく知らに 堰杭ヰグヒつく川俣カハマタの江の 菱殻ヒシガラの刺しけく知らに、我が心し いや愚癡ヲコにして(大鷦鷯命——日本紀)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)