荊棘おどろ)” の例文
あながち御仏を頼みまゐらせて浄土に生れんとにはあらねど、如何なる山の奥にもありて草の庵の其内に、荊棘おどろかざしとし粟稗あはひえを炊ぎてなりと
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
鳥立とだち見よ荊棘おどろのかげの小雀こがらだに白鷹す形して飛ぶ
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)