“色食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきしょく50.0%
しきじき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかんずく色食しきしょくの二欲は最も低級のものであるが、しかしそれらのものが下層のものであればあるだけ、一般民衆をしてこれを適当に満足せしむることは、やがて社会の基礎を固くし
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
空からは縹緲たる天楽が、不断に聞えて来る。おかんは、恍然としてそうした風物の中に、浸り切って居た。楽しい日が続いた。暑さも寒さも感じなかった。色食しきじきの慾もなかった。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)