艫幕ともまく)” の例文
艫幕ともまくいッぱいに風をはらむかと思うと、やがて、さっ! 颯! 颯! 二十四ちょう櫓拍子ろびょうしが、音頭おんどと共にこころよく波を切った——。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)