“膏薬貼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうやくはり50.0%
こうやくば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻の欠けたのや、目のクシャクシャや、跛足びっこや、膝行いざりや、膏薬貼こうやくはりが、おのおの盛装をらして持つべきものを持ち、哀れっぽい声を振絞って、江戸へ向って繰込むことのていが世の常ではありません。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たきぎすすで真ッくろにくすぶっている天井から、笠のげているのや、ホヤに膏薬貼こうやくばりのしてあるランプが、卓の上に添うて七、八個ほど吊りさげてある。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)