“脹脛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくらはぎ91.7%
こむら8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にんじんは、あおざめ、腕を組み、そして首を縮め、もう腰のへんがあつく、脹脛ふくらはぎがあらかじめひりひり痛い。が、彼は、傲然ごうぜんといい放つ——
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
足バカリジャナイ、コヽノ脹脛ふくらはぎダッテフックラシタ肉ガナクナッチマッテ、労働者ノ脚ノヨウナグリ/\ガ出来ルワ。
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
有本老人はじめ「あツ、痛い、先生にはかなはん」と、後につゞく二三人もばた/\負けて脹脛こむらをさすつてゐるのを、私とAさんとは上框あがりかまちに腰掛けて見てゐた。
足相撲 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)