“脚気衝心”の読み方と例文
読み方割合
かっけしょうしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、自分の重態もわすれて、炎天を馳けつけ、その人を救うために沖へ泳いだので、脚気衝心かっけしょうしんを起して途中でことぎれてしまったのである。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旧本陣の母屋もやを借りうけている医師小島拙斎も名古屋の出張先から帰って来ていて、最後まで半蔵の病床に付き添い、脚気衝心かっけしょうしんの診断を下した。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この様子で心臓まで麻痺まひしてしまったらいわゆる脚気衝心かっけしょうしんというような具合で死ぬのか知らんと思いました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)