“脇役”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきやく75.0%
ワキ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役者では主役のピエールよりも脇役わきやくのニコラというロシア人がわざとらしくないいかにもその人らしいところがよかった。
映画雑感(Ⅳ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その大芝居の主役は人間豹と江川蘭子、脇役わきやくは蘭子の恋人神谷青年、その他大勢のコーラス・ガールには、制服姿いかめしいおまわりさんたち。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「白子屋」の車力善八が頗よく、「江島」の旅商人を、見だてなく書かれた踊り脇役ワキとしての本分を尽して美しい。だが其だけでは、市村座以来の長い三津五郎である。
合邦と新三 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)