“肥料溜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こえだめ50.0%
こやしだめ25.0%
ひれうだめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身ぎれいにしてるが、一方では情婦いろおんなをこしらえて、手鼻をかむ馬方でさえ眉をしかむるような、肥料溜こえだめ塵溜ちりだめを心の底に持っている。
路の傍に田舎ゐなかには何処にも見懸ける不潔な肥料溜こやしだめがあつて、それからまきを積み重ねた小屋、雑草の井桁ゐげたの間に満遍なく生えて居る古いゐど、高く夕日の影に懸つて見える桔※はねつるべ、猶その前に
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
へいから石垣へ、そのそと産土神うぶすながみの小さい森へ、肥料溜ひれうだめから空井戸へ、物置から裏の流れへと、暮れて行く陽の光をしむやうに、大急ぎで見廻りました。