“肝脳”のいろいろな読み方と例文
旧字:肝腦
読み方割合
かんのう66.7%
あたま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「拙者も思っていました。あなたのような方を主と仰ぎ持つならば、この肝脳かんのうを地にまみれさせても惜しくはないと——」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「国祖孫堅将軍以来、重恩をこうむって、いま三代の君に仕え奉るこの老骨。国の為とあれば、たとい肝脳かんのう地にまみるとも、恨みはない。いや本望至極でござる」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤十郎は、自分自身の肝脳あたましぼるより外には、工夫の仕方もなかったのである。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)