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肚裡
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とり
ふりがな文庫
“
肚裡
(
とり
)” の例文
なるほど、ふとりすぎた蕗みたい、此奴は食へない化け者だ、と家康も亦律義なカサ頭ビッコの怪物を眺めて
肚裡
(
とり
)
に呟いた。然し、
与
(
くみ
)
し易いところがある、と判断した。
黒田如水
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
この曲玉は
馬琴
(
ばきん
)
が、
八犬伝
(
はっけんでん
)
の中で、
八百比丘尼妙椿
(
やおびくにみょうちん
)
を出すのに借用した。が、
垂仁朝
(
すいにんちょう
)
の貉は、ただ
肚裡
(
とり
)
に
明珠
(
めいしゆ
)
を蔵しただけで、後世の貉の如く
変化
(
へんげ
)
自在を
極
(
きわ
)
めた訳ではない。
貉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なるほど、ふとりすぎた
蕗
(
ふき
)
みたい、此奴は食へない化け者だ、と家康も亦律義なカサ頭ビッコの怪物を眺めて
肚裡
(
とり
)
に呟いた。然し、
与
(
くみ
)
し易いところがある、と判断した。
二流の人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
肚
漢検1級
部首:⾁
7画
裡
漢検準1級
部首:⾐
12画
“肚”で始まる語句
肚
肚黒
肚立
肚芸
肚中
肚胸
肚底
肚裏
肚癒
肚皮