“義伝公”の読み方と例文
読み方割合
ぎでんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時、阿波の御領主は、有名な義伝公ぎでんこうで、あのとおり豪邁ごうまいで、徳川家に楯をついたお方——天草の余党はあの君のお情けで、阿波の奥地へ棲むようになりました。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今より百二十余年前、蜂須賀三代の国主は義伝公ぎでんこう、当時南には天草あまくさらんが起っておりました」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)