“羅真人”の読み方と例文
読み方割合
らしんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ということが、羅真人らしんじんの神眼には、ちゃんとわかっているのらしい。この黒面こくめん殺人猿さつじんえんをあつかうこと、まるで子供をるにひとしかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これはどうも、そう仰っしゃられると、年がいもないことで……。じつはこれからお山へのぼって、羅真人らしんじんさまのご法話を伺いたいと思いましてな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわれ母は、ひとり子の私が、唯々たよりなのでして、私もここを離れがたく、かつは師匠の羅真人らしんじんさまも、どうしてもてまえを山からお手放しになりません
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)