“繭買”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まゆかい50.0%
まゆか40.0%
まゆがい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其内、稲次郎は此辺で所謂即座師そくざし繭買まゆかいをして失敗し、田舎の失敗者が皆する様に東京に流れて往って、王子おうじで首をくくって死んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこここの宿屋の薄暗い二階からは、方々から入り込んでいる繭買まゆかいの姿などが見られた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
然るにその薬売は、うしたか、はや二三年も前からこの村を訪れなかった。その他、毎年のようにきまってこの村に入って来た繭買まゆがいや、ほかの物売なども来なくなった。
(新字新仮名) / 小川未明(著)