紋附羽織もんつきはおり)” の例文
広巳は定七にれられて家を出た。広巳も定七も黒の紋附羽織もんつきはおりはかま穿いて、何か儀式へでも臨む日のような姿をしていた。広巳が品川の警察へ自首して往くところであった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
呉服橋を渡ってこっちへ来る紋附羽織もんつきはおりを着た男があった。
妖影 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)