“粒果”の読み方と例文
読み方割合
つぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜜柑の枝は、訶和郎の唇から柘榴ざくろ粒果つぶのような血がしたたる度ごとに、遠ざかる松明の光りの方へ揺らめいた。その時、兵士たちの群から放れて、ひとり山腹へ引き返して来た武将があった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)