“簡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん68.8%
えら18.8%
ふだ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棠園、名はかん、通称は総右衛門、此年五十七歳であつた。十余年前の相識と云ふからは、文化初年の友であつただらう。西脇は多く聞かぬ氏族である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしの志村玄叔をえらんで随行せしめようとしたのは、志村をして此間に周旋せしめようとしたのである。志村は山形藩医である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
紫宸ししん清涼せいりょう弘徽殿こきでんなどになぞらえられていた所の一切の御物ぎょぶつ——また昼の御座ぎょざの“日のふだ”、おん仏間の五大尊の御像みぞう
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)