“筩”の読み方と例文
読み方割合
つゝ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上より自在じざいをさげ、此火に酒のかんをなしあるひはちやせんじ、夜は燈火ともしびとす。さてつら/\此火を視るに、つゝをはなるゝこと一寸ばかりの上にもゆる、扇にあふげば陽火やうくわのごとくにきゆる。
上より自在じざいをさげ、此火に酒のかんをなしあるひはちやせんじ、夜は燈火ともしびとす。さてつら/\此火を視るに、つゝをはなるゝこと一寸ばかりの上にもゆる、扇にあふげば陽火やうくわのごとくにきゆる。
つゝの口に手をあてゝこゝろむるに少しく風をうくるのみ。発燭つけぎの火をかざせば忽然こつぜんとしてもゆることはじめの如し。あるじおきなが曰、この火夜はひるよりも燥烈はげしく、人のかほあをくみゆるといへり。