“竹束”の読み方と例文
読み方割合
たけたば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひつじさるひらいてゐる城の大手おほては土井の持口もちくちである。詰所つめしよは門内の北にある。門前にはさくひ、竹束たけたばを立て、土俵を築き上げて、大筒おほづゝ二門をゑ、別に予備筒よびづゝ二門が置いてある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
久兵衛重昌の死体を負って帰ろうとしたが、これも丸に当って斃れて果てた。伊藤半之丞、武田七郎左衛門等数名の士が決死の力戦の後、竹束たけたばに重昌を乗せて営に帰るを得た。重昌年五十一であった。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
不伝は、うしろの竹束たけたばに辷って
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)