童女どうによ)” の例文
月滿御前つきまろごぜんまをすべし。其上そのうへ、此國のぬし八幡大菩薩は卯月うづきにうまれさせたまふ。娑婆世界さばせかいの教主釋尊しやくそんも、又卯月八日に御誕生なりき。いま童女どうによ、又月は替れども、八日にうまれ給ふ。
ふかみどりはじの木かげにつ見れば童女どうによかなし母によく似て
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
んずる童女どうによははにより
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
髪いらふ童女どうによが笑顔かぐろくもえんだちにけり父をうち見つ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あした童女どうによはなやかに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
硝子戸の燈映ひうつり見ればスエタアぬぐ紅ゐの童女どうによ眠気ねむげなりけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
また顏圓き童女どうによ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)