“立命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りつめい60.0%
りつみょう20.0%
りゅうめい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし昔から世俗で云う通り安心あんじんとか立命りつめいとかいう境地に、坐禅の力で達する事ができるならば、十日とおか二十日はつか役所を休んでも構わないからやって見たいと思った。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小なる一個の人間というものがどうすれば、その生命を托す自然と融合調和ゆうごうちょうわして、天地の宇宙大と共に呼吸し、安心と立命りつみょうの境地へ達し得るか、得ないか。行ける所まで行ってみよう。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
科学と哲学と宗教とはこれを研究し闡明せんめいし、そして安心立命りゅうめいの地をその上に置こうともがいている、僕も大哲学者になりたい、ダルウィン跣足はだしというほどの大科学者になりたい。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)