“穿山甲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんざんこう33.3%
はりねずみ33.3%
アルマジロ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある夏、台湾へ旅行した時、穿山甲せんざんこう剥製はくせいにしたのが形も面白く、珍しいので、もらってきたことがあった。
触覚について (新字新仮名) / 宮城道雄(著)
それで色々に白状させようとするが、彼女はそのことに関すると、穿山甲はりねずみが全身の毛を逆立てたような表情になるので、私は彼女を信じるよりほかない。
野狐 (新字新仮名) / 田中英光(著)
それに今となっては、何を言おうが何をしようが、凡てを閉じ円くなって武装した穿山甲アルマジロの様に、彼は何ものをも知覚しないであろう。
南島譚:03 雞 (新字新仮名) / 中島敦(著)