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『触覚について』
ふりがな文庫
『
触覚について
(
しょっかくについて
)
』
私は盲人であるので、ものの形を目で見るかわりに、手の感覚で探って見るわけである。そして、手の先も始終ものを触って見る練習が積めば、だんだん指先の感じが鋭敏になっていくものである。 盲人の用いる点字というものは、人も知っている通りに、紙を針の …
著者
宮城道雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「水の変態」宝文館、1956(昭和31)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
剥製
(
はくせい
)
即
(
すなわ
)
外
(
ほか
)
大抵
(
たいてい
)
懐
(
ふところ
)
手許
(
てもと
)
疵
(
きず
)
紙差
(
こより
)
蜘蛛
(
くも
)
蝉
(
せみ
)
除
(
の
)
頸筋
(
くびすじ
)