“空天”の読み方と例文
読み方割合
くうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空天くうてんにつツ立つた煙りは周圍の壓迫に負けて倒れるのであるから、地腹に隱れた火力は、丁度、義雄自身が發展の出來ない鬱憤であらうと。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
半死半生はんしはんしょうどろねずみとなって、泣くにも泣けぬ蛾次郎先生、いのちからがら浜松の城下を、鷲にのって逃げだしたはいいが、夜に入るにしたがって、空天くうてん寒冷かんれい骨身ほねみにてっし、腹はへるし
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)