稲茎いなくき)” の例文
旧字:稻莖
抜穂という言葉はもう使わぬ土地でも、かねて田にあるうちに丈夫な稲茎いなくきを見立てておいて、それから種を取ろうとする念慮は、口に出さないでもみな持っている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)