“稱(い)” の例文
新字:称
南新川、北新川は大江戸の昔から酒の街と稱(い)つてるさうだ。その南北新川街の間を流れる新川の河岸(かし)には今しがた數艘の酒舟が着いた。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
『それだから其(そ)れが學科(がくくわ)と稱(い)はれるのです』とグリフォンが注意(ちうい)しました、『然(さ)うして毎日々々(まいにち/\)習(なら)ひくづしになつて行(ゆ)くのです』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
妻の咲子は假病を使つて保養がてらと稱(い)つてY町の實家に歸つてゐるが、つい眼と鼻の間である病院へ意地づくで子供の重い病を見舞はうともしないこと、朝は一番の圓太郎馬車で
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)