“稀代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きだい50.6%
きたい46.8%
けつたい1.3%
キタイ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田原町の經師屋きやうじや東作、四十年輩の氣のきいた男ですが、これが描き菊石あばたの東作といはれた、稀代きだいの兇賊と知る者は滅多にありません。
田原町たわらまち経師屋きょうじや東作とうさく、四十年輩の気のきいた男ですが、これが描き菊石の東作といわれた、稀代きたいの兇賊と知る者は滅多にありません。
稀代けつたいなこともあるものさ!」と、そのなかの一人が言つた。
聞説キクナラク。貴下ハ先頃、稀代キタイナ宝刀ヲ入手セラレシ由。武人ノ御心ガケ神妙ナリト、高大尉コウダイイ閣下ニオカセラレテモ、御感ギョカンナナメナラズ、マコトニ御同慶ニ堪エナイ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)