神殿みや)” の例文
かの旗手とともにこの物遠く紅の海邊うみべに進み、彼とともに世界をば、イアーノの神殿みやとざさるゝほどいと安泰やすらかならしめき 七九—八一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼女の神殿みやの前に彼女の墓が立っている、それは戸がひらきばなしの悲しい湖の墓であった。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
是故にこのたへなる、天使の神殿みや、即ちたゞ愛と光とをその境界さかひとする處にて、わが顏ひ全く成るをうべくば 五二—五四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかして巡禮が、その誓願をかけし神殿みやの中にてあたりを見つゝ心を慰め、はやそのさまを人に傳へんと望む如く 四三—四五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
こゝにて我俄かにわが官能をはなれて一のまぼろしの中に曳かれ、多くの人を一の神殿みやの内にみしごとくなりき 八五—八七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)