“祓除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふつじょ42.9%
ミソギハラヒ14.3%
はらいよけ14.3%
ハラヘ14.3%
ミソギハラヘ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただちにこれを信仰の対象としてその前に額伏ぬかふし災厄祓除ふつじょ、幸福希求の祈祷を捧げたが、人心の統一を欲するや、やがてはその宗教は進化し
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
此には、上巳の祓除ミソギハラヒの遺風が、底に流れて居る、と見られさうだ。上巳の節供セツクは、日本古来の行事と言ふよりも、寧、支那の信仰上で意味のある日であつた。
禁厭まじない祭祝さいしゅく祓除はらいよけ、陰陽道、物忌ものいみ鬼霊きりょう占筮せんぜいなど、多様な迷妄の慰安をもたなくては、生きていられない上流層の人々だった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祓除ハラヘ鎮斎イハヒに関した物ばかりである事——此部分だけ独立したのだらう——、辞別コトワキの部分が斎部関係の事項であるものが多い事——幣帛や、大宮売オホミヤノメ神や斎部関係の事が、それだ。
此は、三日には女が海辺へ出かけて、病気払ひの祓除ミソギハラヘをした遺風が底に流れてゐるらしい。
雛祭りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)