石斧せきふ)” の例文
こんなにたくさん打製石斧だせいせきふのあるのは、あるひはこゝで石斧せきふ半製品はんせいひんつくつて、各地かくち輸送ゆそうしたものかもれないとおもはれるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
石ころは次第に石斧せきふに変り、それから又短剣に変り、最後にピストルに変ってしまう。しかしそれももうピストルではない。いつか又もとのようにただの石ころに変っている。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
のみのようなやいばのついてゐる一寸いつすんぐらゐのちひさい石斧せきふもありますが、これは石斧せきふといふよりも、石鑿いしのみといつたほうてきしてゐるようにおもはれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たとへばひらたく兩方りようほうからみがしてゐる石斧せきふ、あるひはながやり、あるひは庖丁ほうちようといつたふうに、使用しよう便利べんり種々しゆ/″\かたち出來できたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)