“石廊崎”の読み方と例文
読み方割合
いろうざき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女を連れて石廊崎いろうざきの手前にある洞穴見物に出掛けたという男の話だ。船で見て廻るうちに、男は五百円懐中ふところに入れたまま、海へ落ちて死んだ。女だけ残った。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
伊豆半島の突端石廊崎いろうざきから、伊豆七島の新島、更に外房州の海岸から外へ六七十キロの海上を点々とつづり、鹿島灘の外を通って、元の勿来関へ帰るという大円だ。
空襲下の日本 (新字新仮名) / 海野十三(著)