知人しるびと)” の例文
たゞさるべきやと申さるゝに段右衞門假令たとへ如何樣いかやうの證據御座候共其儀は一向に覺え無之これなく候と云張いひはるにぞ然らば汝ぢ其三五郎と申者知人しるびとにては無やと有に段右衞門其者そのものは私し儀以前幸手宿に住居のみぎ知己人しりびとには御座れ共別にうらみもなき事ゆゑ殺すべきいはれ更に御座なく候と申立るにより大岡殿かさねて其三五郎つまふみと申者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)