“直覚”のいろいろな読み方と例文
旧字：直覺
読み方割合
ちょっかく75.0%
ちよくかく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、果然（かぜん）その直覚（ちょっかく）はあべこべで、手に手に細身（ほそみ）の刀、小太刀（こだち）を持ち、外に待ちかまえていた者たちは、館（やかた）の武士（ぶし）とも思われない黒の覆面（ふくめん）、黒のいでたち。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
私はそれを少女の馬鹿馬鹿しい恐怖として、殆（ほとん）ど気にも止めなかったのである。だが、後（のち）になって、この初代の直覚（ちょっかく）が、恐ろしい程当っていた事が分って来たのであるが。
孤島の鬼 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
相応の確（たしか）な研究と一種の突つ込んだ直覚（ちよくかく）とから得た断案（だんあん）を率直に語る此（この）人の芸術批評は面白い。
巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)