“目肉”の読み方と例文
読み方割合
めじし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月の末——お作が流産をしたという報知しらせがあってからしばらく経って、新吉が見舞いに行った時には、お作はまだ蒼い顔をしていた。小鼻も目肉めじしも落ちて、髪もいくらか抜けていた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「どうもお相伴を難有ありがとうございますよ。」とむこうへ坐ったのは、遣手やりてが老いたりという面構つらがまえ目肉めじしが落ちたのに美しく歯を染めている、胡麻塩天窓ごましおあたま、これが秘薬の服方のみかた煎法せんぽう堕胎おろした後始末
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)