“盛沢山”の読み方と例文
読み方割合
もりだくさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小田原の町外れ、上り下りの客に、一番安くて盛沢山もりだくさん中食ちゅうじきを食わせようという、一ぜん飯屋の奥、煮しめたような茣蓙ござの上にならんで坐って、宜い加減陶然とした二人でした。
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
次に彼は冥想曲を一つと、そのまた次に練習曲を一つ奏した——なかなか盛沢山もりだくさんな番組である。冥想曲は行きかたが「夢想」とよく似ている。といっても、悪口の意味ではない。
神童 (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)