百川ひやくせん)” の例文
百川ひやくせん海に入るごとく瞬くひまに金銭の驚かるゝほど集りけるが、それより世才にけたるものの世話人となり用人なり、万事万端執り行ふてやがて立派に成就しけるとは
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
況んや百川ひやくせんうみを學んでうみに至るであるからして、其の志さへ失はないで、一蹶しても二躓しても、三顛四倒しても、起上り/\して敢て進んだならば、鈍駑も奮迅すれば豈寸進無からんやである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)