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疽
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そ
ふりがな文庫
“
疽
(
そ
)” の例文
士卒のなかに、
疽
(
そ
)
というきたない
腫物
(
はれもの
)
を病む者がありましたのを、陣を見廻って来た呉子が見て、口をつけて
腫物
(
はれもの
)
を吸ってやった。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毅堂はこの年某月背部に悪性の腫物
疽
(
そ
)
を発して
病褥
(
びょうじょく
)
に就いたので黒田家の扶持を辞した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「あなたの息子さんは仕合せ者じゃないか、呉起将軍が口をつけて
疽
(
そ
)
を吸って下すったとは、なんと大した光栄だろう、それをお前さんは、なんでそんなに悲しみますか」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昔、呉王もあれの父の
疽
(
そ
)
を吸いました。案の
定
(
じょう
)
、
良人
(
おっと
)
は呉王のために討死して家へ帰って来ませんでした。今また、たッた一人の息子の疽を吸われましては、この老婆が、たれに死に水を
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
疽
漢検1級
部首:⽧
10画
“疽”を含む語句
壊疽
人面疽
脱疽
瘭疽
癰疽
其疽
悪疽
模造人面疽
疱疽
脾脱疽病
面疽
骨壊疽
骨疽