番犬ばんいぬ)” の例文
余はようやく安心して進みながら「随分険呑けんのんな犬ですね」と云う「なにそうではありません心はごく優いですが番犬ばんいぬの事ですから私し共夫婦の外は誰を ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
かくいひて彼を投げいれ堅き石橋をわたりてかへれり、つなぎはなれし番犬ばんいぬの盜人を追ふもかくはやからじ 四三—四五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼れ例の空箱にて之をけ「して藻西の犬とはの様な犬だ」と老女に問う女「はい前額ひたいに少し白い毛が有るばかりで其外は真黒な番犬ばんいぬですよ、名前はプラトと云ましてね、 ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)