画帖がちょう)” の例文
旧字:畫帖
画帖がちょうの画も、狸が亀を押しころがしてジッと前足で押さえて居たり、蛇がはばたく雀をわんぐりとくわえて居たり、大きな猫が寝そべりながらすごい眼をしてまだ眼の明かぬ子鼠の群をにらんで居たり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
代助は仕舞に本棚の中から、大きな画帖がちょうを出して来て、膝の上に広げて、繰り始めた。けれども、それも、只指の先で順々に開けて行くだけであった。一つ画を半分とは味わっていられなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)